えすての海外移住日記

旧ブログ名『もしもあの時、シンガポールでエステティシャンになっていたら。』5年越しの海外移住を実現するべく、住みたい国を探す旅に出ています。

人間にとって一番の悪が何か分かったこの一年

今、家の近くのフレッシュネスバーガーにいます。ここはauWiFiが使えるので、それを目当てにたまに来ます。今日は春休みでどこに行っても人が多い…と思いきや、このお店は空いてる(笑)


私、ちょうど去年の今頃は大学院を卒業し、最後の学会を終え、新生活を始めようとしていました。早いものでもう一年が経ちます。この一年は学生ではなく、定職を持ちながらもニートのようなフリーターのような生活をしてきました。はっきり言って、院卒なのにそんなことしてるの?と言われかねない状況だし、収入を考えても完全に高学歴ワーキングプアに分類されるような暮らしでした。


年収は確かに低かったのですが、これは間違いなく自分で選んだ道。それに一人暮らしをしながら少ない額でも貯金もしました。だから、この一年は普通の生活ではない自分の暮らしをとことん楽しめた一年だったと思います。


そうは言っても、毎日毎日充実していて楽しかったとは言い切れない現実もあります。今住んでいる土地に親しい友人はいないし、付き合っているような相手もいません(笑)仕事の時間を除くと、基本的にいつも一人でした。さらに、仕事はフルタイムではなく短時間。一般的な勤労時間に仕事はなく、他の人が帰る頃にやっと出動というタイムスケジュールでした。


そんな生活をして一年。話はとあることに気づきました。


人間にとって、一人で何もすることがないということほどつまらないことはない。


ということがわかりました。


まず、会社なり何なり、何かしらの組織に所属して働いていれば一人ではありません。確かに私も一応組織に所属はしていましたが、先ほども言った通り、その組織での活動時間が限定的過ぎでした。そのため誰かと一緒にいる時間というのは極端に短かったです。


それに、組織に所属することで、常に何かしらのタスクにさらされるようになります。学校なら宿題があるし、会社でも仕事をふられると思います。が、私は何かしらのタスクにさらされるということが全くと言っていいほどありませんでした。だから暇を持て余していました(笑)


今年は自分なりの目標があったこともあり、あまり人に会うという機会を作りませんでした。タスクにさらされない代わりに、自分で検定を受けに行ったりマラソンに挑戦したりしてみました。結果、一人で目的や目標もよくわからないまま努力を重ねるということがとても難しいことだと感じました。


インターネットが普及していつでも人と繋がれる時代ではありますが、やっぱり誰とも顔を合わせない生活は良くないです。
インターネットが普及して一人でも仕事をできる時代にはなりましたが、やっぱりそれだけだとしんどいです。


この世の一番の悪は、孤独と暇ということがわかりました。新年度から生活が変わって、孤独でも暇でもなくなりそうです。


もうすぐ四月。


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